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SOUTH AFRICA (1993.9.9-14;9.15-10.4)

朝8時に出発。途中サービスステーションで休憩しながら、南アはなんと車での旅がやりやすいところなんだろう、と再確認した。ガソリンスタンドも適当に有るし、ガソリンスタンドでお菓子やジュースが買えるし、トイレも有るし。しかしトイレがあるというのは、そこらへんの野原ですることに慣れてきてしまった今となっては、少し寂しい気もするが。

車で移動中どんどん家が少なくなってきた。どんどん山や緑が増えてきた。風も強かったが、展望台から見た景色は昨日まで大都会を見ていた目には非常に心地よかった。

2時半にハリスミス到着。現在南アは9つの州に分かれていますが、当時は4つだけで、そのうちのオレンジフリーステートで町らしいところに行ったのは、このハリスミスだけでした。

テントを張ったプレジデントブランドキャラバンパークから町までそんなに離れていないので、歩いて町まで行った。スーパーマーケット一軒以外はぴしゃりと閉まっていた。その景色に馴染んでから、今日が土曜日であることに気がついた。アフリカを旅していると、土日はほとんどの店が閉まっているので、土日賑やかな日本から行くと、非常に不思議な気がする。世界的には土日ほとんどの店が閉まっている国のほうが圧倒的に多いんだろうけれど。

一軒だけ開いていたスーパーになんとパックマンのゲーム機が置いてあった。なにかもう非常に久しぶりに見たものだから、無性にやってみたくなって20Cコインを探した。その間に他の客がやり始めてしまって、できなかった。残念。服屋に売っているものなんかを見ていると、日本の流行とさほど変わらないようなものも置いてあっただけに、なぜいまさらパックマンなのか不思議だった。

次の日朝ハリスミスを出る前に昨日のスーパーで買出しをした。そして私はついに念願のパックマンをやった。しかしレバーの調子が悪く、左に行けないものだからすぐにつかまってしまい面白くなかった。それまでに気持ちが高まっていた分反動も大きかった。がっくり。

ハリスミスを出てロイヤルナタールナショナルパークに向かった。昨日よりもさらに家がなくなった。牧場も有ったが、サラブレッドらしき馬が牛と一緒に放牧されており驚いた。

家はあまり見えないのに、両脇にポツンと高いポールが2本づつ立っている空地があった。たぶんラグビーのポールなんでしょう。ジンバブエまではサッカーのゴールの枠があったんだけど。ということはこの辺に住んでいるのは白人なんだろうか?本当に何もないところなのにな、と思いながらもトラックは走りつづけるのでした。

11時半頃、ロイヤルナタールナショナルパーク着。昼食を食べて少し休憩してから、ウォーキングに出発。行先の標識があまり適切ではなく、何回か道に迷った。結局ツゲラフォールズとタイガーフォールズに行った。

なんと!
両方の滝とも、一滴の水も無い!!
水の無い滝なんて、単なる崖だ!!!

タイガーフォールズには、水の代わりに大木が1本、まっ逆さまに倒れ落ちていた。なんだかなァ、本当に。

帰りにロッジに寄って紅茶を飲んだ。そこでポストカードを見ていると、ツゲラフォールズのがあった。ポストカードの中のツゲラフォールズは、吐き出すように大量の水が流れ落ちていた。この水はいったいどこに行ったんでしょうか?あまりの違いに、道に迷いすぎたために、あれは本当はツゲラフォールズではなかったのではなかろうか、という疑惑も生まれました。後で知ったことですが、ツゲラフォールズは落差が世界第2位。ビクトリアフォールズよりも落差は大きい。とてもそんな高さは無かったんだよな、あれは。ということは本当に、単なる崖を滝と間違えたんでしょうか。情けない。

遠くを眺めると、テーブルマウンテンのような、頂上が平らな山がいくつも見えていました。

今日は朝からサンドウィッチとフルーツを持ってウォーキングに出発。途中の駐車場まではトラックで送ってくれるものだ、と思ってたのに、歩かなければならなかった。

パーキングエリアまでの道は日影がまるで無く、しかもアスファルトだからめったやたらと熱かった。そんななか1時間ほど歩いて駐車場に着いたときには、休憩すると逆にドッと疲れてしまった。

再び歩き始めると、木が多く、鳥の囀りもよく聞こえ、下も土なので、一気に涼しくなった気がした。山道に入って行っても、思っていたよりもはるかにアップダウンが少なく、木陰も多く、清々しい気分で歩きつづけた。

分岐点もあまり無く、有っても一方はすぐに行止りか、結局はどこかで合流するかのどちらかだった。昨日のように道に迷うことも無く、目的地の渓谷に到着。

昼食をとりながら、岩の上で寝そべって、のーーんびり。渓谷の上から落ちてくる水で頭を冷すと気持ち良かった。しかし、トラックの仲間はもちろんのこと、出会う旅人ほとんど白人。そのことが心のどこかに引っかかりながら、南アでの旅は続くのであります。

この日は朝が早かった。朝7時出発。ダーバンを目指す。

11時半頃ピーターマリッツバーグ通過。サラブレッドの牧場がいくつも有った。競馬場もピーターマリッツバーグからダーバンまでの間に2つ3つ有った。競馬が好きな私としてはこんなところに住んでしまったら大変だろうなァ、と感じた。

そう言えば今年、南アの三冠馬がアメリカのレースに出て、GVのレースを楽勝したけれども骨折して引退するようです。引退後はアメリカで種牡馬になるとか。閑話休題。

2時過ぎにダーバン到着。イスラムのモスクや、インド系の人の市場など、窓から、面白そうな町だな、と思ってみていた。しかしトラックを止めたのはビーチフロントで、インド人の市場までは2、3キロ有りそうで、1時間半のフリータイムではとても歩いて行けなかった。



なにかいい土産物はないかなァ、と思いながら歩き回った。結局なにも買わなかったけど。そしてシティホールの近くのローカルヒストリーミュージアムへ。建物から内部までいい雰囲気が漂っていた。黒人の生徒達もたくさん来ていた。だからか、なんだかほっとする雰囲気があった。

ダーバンのビーチではサーフィンやってる人が多かった。それを眺めていると、リーダーがみんなのビザを取ってきた。トランスカイのビザ!悪名高きアパルトヘイトは、この旅行時すでに終わっていたものの、“独立国”とされていた黒人のホームランドの中でも、トランスカイだけはビザが必要だったらしい。これには心底驚きました。

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